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メッシ&C・ロナウドが互いに譲らぬ2発、クラシコは2-2のドロー決着

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 リーガ・エスパニョーラは7日、第7節3日目を行い、開幕6連勝で首位に立つバルセロナがホームにレアル・マドリーを迎えた。スペインスーパーカップに続き今季3度目となったクラシコは、FWリオネル・メッシ、FWクリスティアーノ・ロナウドという両チームのエースがそれぞれ2ゴールを挙げ、2-2のドロー。勝ち点1を分け合った。バルセロナの開幕からの連勝は6でストップし、クラブ新記録となる開幕7連勝はならなかったが、レアルとの勝ち点差「8」をキープした。

 DFカルレス・プジョル、DFジェラール・ピケを負傷で欠くバルセロナはDFアドリアーノをCBで起用。しかし、急造守備陣の隙を突き、アウェーのレアルが先制に成功した。前半23分、MFケディラの縦パスを受けたFWベンゼマがポストプレーからスペースにスルーパス。PA内に走り込んだC・ロナウドが左足を振り抜き、ニアサイドを破った。

 C・ロナウドのカンプノウ5戦連発となる先制点で勢い付くレアルは前半25分、右サイドから崩し、FWディ・マリアのラストパスにゴール前でフリーのベンゼマが合わせたが、シュートは右ポストに弾かれた。跳ね返りに詰めたディ・マリアのシュートも枠外。決定機を逃し、追加点は奪えなかった。

 1点ビハインドのバルセロナは前半28分、DFダニエウ・アウベスがDFモントーヤと負傷交代するアクシデントに見舞われる。そんな不穏な空気に包まれたカンプノウに歓喜と興奮を取り戻したのは、やはりこの男だった。前半31分、FWペドロの右クロスがDFに当たったこぼれ球に素早く反応したメッシが左足で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 1-1で折り返した後半も両エースが魅せる。バルセロナは後半16分、ゴール正面やや右寄りの位置でFKを獲得。メッシが左足で狙ったキックは壁の上を越えてゴール右上隅に吸い込まれた。鮮やかな直接FKで2-1と逆転に成功したが、レアルも引き下がらない。後半21分、MFエジルの絶妙なスルーパスに抜け出したC・ロナウドが冷静に右足で流し込み、2-2の同点に追いついた。

 勝ち越しゴールを目指して攻勢を強めるバルセロナだが、3点目は遠い。後半25分、DFジョルディ・アルバのマイナスの折り返しをメッシが左足で狙うが、シュートはゴール上へ。同31分には再びメッシが直接FKを狙ったが、今度はクロスバーの上へ浮いてしまった。

 バルセロナは試合終了間際の後半43分にも細かいパス交換から最後はモントーヤがPA手前から右足ミドルを狙ったが、シュートは惜しくもクロスバーを直撃。怒涛の攻撃もレアル守備陣が粘り強く跳ね返し、試合は2-2のままタイムアップを迎えた。


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