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メッシが今季初のハット、バルサは5-4の打ち合い制す

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 リーガ・エスパニョーラは20日、第8節1日目を行い、首位のバルセロナは敵地でデポルティボと対戦し、FWリオネル・メッシのハットトリックなどで5-4の打ち合いを制した。前節7日のレアル・マドリーとのクラシコ(2-2)で開幕からの連勝は6で止まったが、2試合ぶりの白星を挙げ、7勝1分の勝ち点22で首位をキープした。

 壮絶な打ち合いは前半3分に幕を開けた。MFセスクのスルーパスに抜け出したDFジョルディ・アルバが先制点。同8分にはMFイニエスタからパスを受けたメッシが右サイドに展開し、FWテージョが2度の切り返しから右足でゴールにねじ込んだ。同18分、セスクのヒールパスを受けたメッシが豪快な左足ミドルで3点目。立ち上がりの18分間で3-0とし、あっという間に勝負あったかに思われた。

 しかし、ここからデポルティボが驚異的な粘りを見せる。前半26分、FWピッツィのPKで1点を返すと、同37分には右CKからこぼれ球をMFアレックス・ベルガンティニョスが蹴り込み、2-3と1点差に追い上げた。前半43分、セスクのスルーパスに反応したメッシが右足で流し込み、バルセロナが4-2と再びリードを広げるが、後半2分、ピッツィの鮮やかな直接FKでデポルティボが再度、1点差に迫った。

 後半4分にはDFマスチェラーノが2枚目の警告で退場。4-3と1点リードながらバルセロナは数的不利に立たされる。後半8分にはメッシの直接FKがポストを直撃。10人ながら攻撃の手を緩めず、同32分、MFシャビの縦パスを受けたメッシが鋭いターンからドリブルで持ち上がると、個人技でPA内に切れ込み、左足でゴールを破った。

 今季初のハットトリックで今季通算11得点としたメッシ。バルセロナは5-3とリードを広げた2分後の後半34分にジョルディ・アルバのオウンゴールでみたび1点差に追い上げられるも、そのまま逃げ切り、5-4の激闘を制した。


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