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清武vs長谷部の日本人対決は清武が制す、ニュルンベルクが7戦ぶり白星

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 ブンデスリーガは3日、第10節2日目を行い、MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクはホームでMF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦し、1-0で競り勝った。清武が開幕から10試合連続先発出場を果たすと、長谷部もカップ戦を含め公式戦3試合連続の先発。ともに右サイドで先発した日本人対決はフル出場した清武に軍配が挙がり、ニュルンベルクが9月15日のボルシアMG戦(3-2)以来、7試合ぶりの白星を手にした。

 清武が果敢に右サイドから仕掛けるニュルンベルクは立ち上がりからペースを握る。前半5分には右サイドから中に切れ込んだ清武のスルーパスにFWベクハルトが反応するが、シュートはGKが好セーブ。先制のチャンスを生かせなかった。

 右サイドでバランスを取る長谷部も前半25分には高い位置を取り、MFジエゴとのワンツーから中にパスを送るが、シュートまではつながらない。前半39分、清武の右サイドからのアーリークロスもDFがクリア。互いになかなかいい形でフィニッシュまで持ち込めず、前半はスコアレスで折り返した。

 後半もホームのニュルンベルクがいい入りを見せ、清武がセットプレーから再三チャンスを演出するが、1点が遠い。後半5分、左サイド後方からの清武のFKにMFシモンスが頭で合わせるが、ゴール上へ。同10分、清武の右FKに合わせたMFバリチュのヘディングシュートも枠を捉え切れなかった。

 そして迎えた後半31分、ニュルンベルクが待望の先制点を奪う。右サイドをオーバーラップしたDFチャンドラーがクロスボールを上げると、ゴール前に飛び込んだ清武の背後からMFゲブハルトがヘディングシュート。豪快にゴールネットを揺らし、チームとして5試合ぶりの得点が生まれた。

 長谷部は後半39分に途中交代。必死の反撃を狙うボルフスブルクだったが、7試合ぶりの白星へ気迫を前面に押し出すニュルンベルクのゴールをこじ開けることはできず、そのまま0-1で敗れた。マガト前監督後公式戦2連勝を飾っていたが、公式戦3試合ぶりの敗戦。ギュンター・コストナー暫定監督の下では初黒星となった。


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