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「励ましや愛情に心から感謝」、退任発表ビラノバ氏がメッセージ公開

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 バルセロナの監督を退任することが発表されたティト・ビラノバ氏がクラブ公式サイトにメッセージを残した。

「バルサにありがとう、全ての人にありがとう。5年間の素晴らしい時を過ごし、チームはあらゆる監督が夢見ることを実現させてくれたが、私は人生と真正面から向き合う瞬間を迎えることになりました。1年半前に診断された病気と闘うこと、すべてのエネルギーを注ぐ時が来ました」

 バルセロナは19日に会見を開き、ビラノバ監督の退任を発表した。2011年11月に腫瘍摘出手術を受けていたビラノバ氏は、アシスタントコーチから監督に昇格した昨シーズン途中にも病気を再発させていた。シーズン終盤には復帰を果たしたが、続投は困難と判断された。

「今後の治療を考えた時、バルセロナのトップチームの監督としての役割を100%こなすことは困難だと医師団から見解を示されました。とはいえ、今後も愛するこのクラブのためにスポーツ部門の別の任務に携わっていくことになります」

「すべての皆さん、ソシオ(会員)の皆さん、バルササポーターから私に届いた励ましや愛情に心から感謝したい。今回だけでなく数か月に渡ってのことです。同様に医師団にも感謝します。私は一人で闘っているわけではないと分かっています。今後の長いプロセスへ向けて前進出来るように支えてくれると分かっています」

 突然の発表に周囲は騒然となった。後任人事も急がれる中で地元メディアは様々な報道を続けている。だがビラノバ氏は、感謝の言葉とともに、安静を求める言葉も残している。

「私と私の家族に対する励ましのメッセージを下さった全ての皆様に深くお礼を申し上げます。私どもにとっては、つらい時間を過ごしているだけに、マスコミの皆様には敬意を払って頂き、ご理解頂けるよう、お願い致します。私がバルサの監督でなくなった今、私と私の家族が今現在、必要としている安静とプライバシーを保てるように、お願い致します」

 最後にバルセロナの今後の成功を祈ったビラノバ氏。「最後にこの手紙を世界一のチームの幸運と次期監督のあらゆる成功を願ってやまないことを記し、終えたいと思います。皆様、本当にありがとうございました」と締めくくっている。


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