「彼はアシスタントを必要としていなかった」

　トッテナムのアンドレ・ビラス・ボアス監督が、28日に行われるプレミアリーグ第6節のチェルシーとのロンドンダービーを前に、かつての恩師であるチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督との関係に触れた。ビラス・ボアス監督は、モウリーニョ監督と別れるに至った理由を説明している。

　ポルト、チェルシー、インテルと、7年間にわたってモウリーニョ監督の下でスタッフを務めていたビラス・ボアス監督。だが、インテル時代に別れを告げ、アカデミアの指揮官に就任し、以降はポルト、チェルシー、そしてトッテナムの監督を務めている。

　イギリスの複数メディアが、ビラス・ボアス監督のコメントを伝えている。

「人として、プロとして、彼との関係はエクセレントだった。何年も一緒に働いたからね。我々が別れることになったのは、私はさらなる何かをもたらしたいという野心にあふれ、スカウトや試合への準備という当時の仕事にもっと深く関わりたいと思っていた。彼にもっと何かを与えられると感じていたんだ。だから、最初は彼と仕事を続けるつもりだった」

「だが、彼は自分の近くには誰も要らない、アシスタントのようなポジションは必要ないと感じていた。だから(別々の)キャリアを続けるタイミングだったんだ」