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ガットゥーゾ、ミラン指揮官就任わずか1カ月で早くも正念場…モンテッラ再招聘も

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ジェンナーロ・ガットゥーゾが早くも正念場を迎える

 ミラン新指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾにとって、早くも正念場が訪れるとイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が指摘している

 ガットゥーゾは11月27日、成績不振により解任されたビンチェンツォ・モンテッラの後任としてミランの指揮官に就任。しかし成績は上向かず、17日には降格圏のベローナに0-3と完敗し、23日には難敵アタランタに0-2で敗れた。2連敗を喫したミランは順位表でも一気に11位と転落。就任わずか1カ月足らずで指揮官の周辺が騒がしくなっている。

 27日に行われるコッパ・イタリア準々決勝のミラノダービー、30日のセリエA第19節フィオレンティーナ戦において結果が求められると指摘されている。万が一、負けが続いた場合に関しては、ガットゥーゾの進退について検討を余儀なくされると見られる。

 現段階において、ガットゥーゾ自身が辞任の意思はないと断言しているほか、マッシミリアーノ・ミラベッリSD(スポーツディレクター)も「偉大な人物であり、偉大な監督だ。厳しい局面に直面するであろうことは分かっていた。偉大な指揮官としての哲学を持っている」などと述べ、指揮官を支持している。

 だが『ラ・スタンパ』は、もしガットゥーゾが解任となった場合について、モンテッラが監督に復帰する可能性があり得ると論じている。『ガゼッタ・デロ・スポルト』も外部から新たな指揮官を招聘することは困難と分析。だがモンテッラの復帰は可能性としてあるものの、解任劇の流れから判断するに実現は難しいのではないかと結論付けている。

 今後、ミランの低迷が続けば、若き守護神GKジャンルイジ・ドンナルンマや主将DFレオナルド・ボヌッチの流出が危惧される。年内の2試合において、ガットゥーゾはミランに勝利をもたらすことができるのか、注目されるところだ。

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