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カタールのW杯開催を「愚か」と一蹴するファン・ハール、FIFAへ「重要なのはカネだろう」

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 オランダ代表ルイス・ファン・ハール監督が、国際サッカー連盟(FIFA)を非難している。

 今年11月、史上初めて中東のカタールで開催されるワールドカップ。酷暑の夏を避け、冬季に行うなど異例づくめの大会になると予想される中、同国でのビッグイベント開催には選定方法の不透明性に加え、移民労働者の人権問題やLGBTサポーターへの安全性など、さまざまな問題が付きまとっている。

 これを受け、これまでにも複数の選手や関係者がカタールでのワールドカップ開催への疑問を呈してきた。昨年には、ドイツ代表のトニ・クロースが「この大会がカタールで行われることは間違いだと思う。移民労働者の問題は受け入れられるものではない」とも話している。

 そんな中、オランダ代表を2大会ぶりのワールドカップ本戦に導いたファン・ハール監督は、21日の会見で「以前の会見でもこの件に関して言及してきた。ワールドカップがあの国で行われることは愚かだと思う」と話し、FIFAへの意見を続けた。

「FIFA曰く、フットボールの発展を目指したい国で我々はプレーする。この理由は無茶苦茶だ。すべては金で、商業的な利益だけだ。FIFAにとってこれが一番に重要なものだ。どうして私がFIFAやUEFAの委員会に入っていないと思う? 私はいつだってこのような組織に反対の立場を取っているからだ。後にカタールでもこう言うつもりだ。しかし、この問題を解決する助けにはならないだろう」
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