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ナポリSDが明かす「ディバラはチャンスではなかった。クリバリは退団の意思を固めていた」

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ナポリを去ったDFカリドゥ・クリバリ

 ナポリのクリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)が18日、記者会見に出席し、今夏のメルカートについて語った。

 シーズン開幕へ向けてイタリア北部ディマーロで合宿前半を終え、合宿後半の舞台であるイタリア中部のカステル・ディ・サングロへと移動したナポリ。セリエA開幕まであと1か月を切る中、元主将のFWロレンツォ・インシーニェやDFカリドゥ・クリバリら主力を放出したチームは、補強に不安が残る。会見に出席したナポリSDはまず、チェルシーへ移籍したクリバリについて語った。

「2か月間にわたってあらゆる方向から残留を説得していた。だが実際のところ、選手はすでに退団の意思を固めていたようだ。我々は非常に重要なオファーを提示していたので残念だ。それでもナポリは前へ進んでいかなければならない」

 セネガル代表DFの後釜は、ルチアーノ・スパレッティも太鼓判を押すフェネルバフチェの韓国代表DFキム・ミンジェが本命とされる。『スカイスポーツ』によれば、レンヌとの争奪戦で形勢を逆転し、獲得が間近に迫っているとみられるが、ジュントリSDは、「我々が追っている選手の1人だ。状況を分析し、取り組みを続けている」と述べ、詳細な発言を避けた。

 またナポリの幹部は、インテルやローマとの争奪戦になっていたFWパウロ・ディバラにも言及。アルゼンチン代表FWが最終的にローマ行きを選択したことについてコメントした。

「チャンスかもしれないと考えていたが、彼の代理人と話をし、チャンスではなかったことを理解した。おそらく彼にとってもナポリはチャンスでなかったのかもしれない。監督は4-3-3のシステムを採用しようとしており、ディバラを獲得すれば、その考えを変更することを意味した。メルカートにはチャンスが潜んでいるので状況を分析していきたい」

 さらにジュントリSDは、去就が不透明となっているFWドリース・メルテンスやMFファビアン・ルイスにも言及した。

「メルテンスとは以前話をしたが、将来は何が起こるか分からない。ファビアンとは代理人を通じて穏やかに話し合いをしている。彼はメルカートにおけるあらゆるチャンスを検討したがっている。我々は慰留したいが、契約期限が控えており、選手の意思が重要になる」

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