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久保建英がバスクダービーで大暴れ! “股抜きトラップ”から今季3点目、PK奪取&退場誘発でエースに復帰後初弾プレゼント

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ソシエダMF久保建英

[1.14 ラ・リーガ第17節 ソシエダ-アスレチック・ビルバオ]

 ラ・リーガは14日、第17節を各地で行い、ソシエダMF久保建英アスレチック・ビルバオとのバスクダービーで今季3ゴール目を記録した。得点後にはユニフォームを脱いで喜びを爆発させ、主審からイエローカードを提示されながらも、この一戦にかける思いの強さを表現した。

 1-0で迎えた前半37分だった。久保は、鋭いプレスバックからボール奪取を見せたMFダビド・シルバの縦パスに攻め残って反応すると、寄せてきた相手DFに対してワントラップで股抜き。ペナルティエリア内で華麗にシュートコースを空け、GKとの1対1から左足でニアポストの脇に流し込んだ。

 久保にとっては昨年10月2日の第7節ジローナ戦(◯5-3)以来4か月半ぶりの得点で、今季3ゴール目。カタールW杯直前は左肩脱臼の影響で本領を発揮できず、W杯明けは好プレーが続いていながらゴールが遠かった中、ようやく結果を残した。

 そんな久保はゴール直後、ユニフォームを脱いでコーナーフラッグに走り、力強い咆哮でセレブレーション。主審からはすぐさまイエローカードを提示されたが、ここまで欲しかった得点という結果、そしてホームでのダービーマッチという舞台に向けた気持ちの強さを表現した。

 チームは前半40分に1点を返されたが、後半15分に再び久保のプレーで試合が動いた。ビルバオのFWニコ・ウィリアムズのバックパスミスを敵陣でかっさらい、ゴール前にドリブル突破を仕掛けると、後ろから寄せてきたDFジェライ・アルバレスとの接触で転倒。ジェライには一発レッドカードが出され、ソシエダはPKを獲得した。

 久保が獲得したPKだったが、キッカーは途中出場のFWミケル・オヤルサバル。昨年3月に負った左ひざ前十字靭帯損傷から回復したばかりの背番号10が独特の助走からゴール左に蹴り込み、復帰後初ゴールを記録した。オヤルサバルは復帰以降の2試合、久保の交代後にピッチに立っており、これが初共演。久保はエースに復帰後初ゴールをプレゼントするという大役も果たした。

 久保は後半31分に途中交代。本拠地アノエタの大観衆に凄まじい拍手で見送られながらベンチに下がった。試合は3-1でソシエダが勝利。4連勝に大きく貢献した久保はMVPに選出された。

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