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低迷のドイツ、迫る解任の足音…日本代表との再戦は“親善試合”を超えた一戦に「勝つことでしか支持を得られない」

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ハンジ・フリック政権は終わりを迎えるのだろうか

 日本時間10日早朝に日本代表との再戦を行うドイツ代表だが、ハンジ・フリック監督の進退をかけた一戦になりそうだ。『BBC』のラジオ番組に出演したドイツ人記者のラファエル・ハニグシュタイン氏が伝えている。

 ドイツはカタールワールドカップの初戦で日本に敗れると、以降は1勝1分も2大会連続のグループリーグ敗退で帰国を余儀なくされた。さらに、大会後に行った親善試合はここまで1勝1分3敗と低迷から抜け出せずにいる。ドイツはそうした状況で、自らが希望した対戦相手・日本とのリベンジマッチを行い、翌週にはW杯ファイナリスト・フランスとの親善試合も控えている。ハニグシュタイン氏は「親善試合に対するものとしたら馬鹿げているように思うかもしれないが、フリックはこの2試合を台無しにしてはいけないという大きなプレッシャーにさらされている」とコメントした。

 同氏によると、前回の国際Aマッチウィークでポーランドとコロンビアにいずれも完封負けを喫したことが解任論に拍車をかけたという。 すでに「非公式のフリック政権終了」と表現し、「ドイツ連盟は世論の圧力に耐えられず、解任を余儀なくされるだろう」と伝えている。

 監督交代の足音がすぐそこまで迫っていることは選手も承知している。7日の会見に登壇したFWユリアン・ブラントは日本を評価した上で、「勝利を求めて試合に臨む」と意気込みを表明。「勝つことでしか国民の支持を得られない。誰がピッチにいるかは関係ない」と結果へのこだわりを示している。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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