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[プレビュー]対ドイツで明暗くっきり…失意からの復活か、それとも快進撃が続くのか

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ともに決勝トーナメント進出がかかるスウェーデン代表対メキシコ代表

[6.27 W杯E組第3節 メキシコ(日本時間27日23:00)スウェーデン エカテリンブルク]

 すでに決勝トーナメント進出目前の首位メキシコ代表に対し、ライバルの結果次第では敗れても突破の可能性が残る2位スウェーデン代表。他会場の結果をうかがい合う展開になることも考えられるが、互いの立ち位置を考えればそのような心配はないだろう。なにせ、2位通過となれば次に戦う相手の最右翼はブラジル代表。できれば避けたい組み合わせである。

 メキシコは初戦でドイツを倒した勢いそのままに現在2連勝中。囲い込むような守備を起点に繰り出されるFWハビエル・エルナンデス(ウエスト・ハム)のポストプレー、そしてFWイルビング・ロサノ(PSV)のサイド突破は、参加国のなかでもトップクラスのカウンターを生み出している。柔軟な戦い方を是とするメキシコだが、最も大きな武器はこの速攻といっても過言ではないだろう。

 だが、対するスウェーデンの武器も同じくカウンターだ。とはいえ、メキシコのようにアグレッシブさを基調とするのではなく、しっかりとした守備ブロックを築いてインターセプトを狙う形。前節のドイツ戦では名手MFトニ・クロースのパスをかっさらい、一気にゴールに結びつけた切れ味を誇る。終盤の失点で敗れはしたものの、チームの名を上げる大きな転機となった。

 メキシコは引き分け以上で首位通過が決まるため、普段どおりの戦い方を繰り広げながら、機を見て攻勢に出ていくというミッションとなる。一方のスウェーデンは2点差以上の勝利で順位が入れ替わるため、自力でグループリーグ突破を決めたいならば前への圧力は自然と強まっていくはずだ。名勝負になること必至。メキシコは7大会連続、スウェーデンは3大会ぶりのベスト16を真っ向から狙っていく。

■F組順位表
【順位表】
1.メキシコ(6)+2
2.スウェーデン(3)0
3.ドイツ(3)0
4.韓国(0)-2

■FIFAランキング
メキシコ 15位
スウェーデン 24位

■対戦成績
メキシコからみて2勝3分4敗

■テレビ中継
TBS系列

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