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イングランドら欧州各国が“反差別”キャプテンマーク着用撤回へ…FIFAから許可降りず「選手が退場する状況には…」

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着用予定だったキャプテンマーク

 20日にカタールW杯が開幕した。今大会は人権問題に対してイギリス『BBC』が開会式を放送しない形で抗議するなど、開催国・カタールに関する様々な問題で揺れている。イングランド代表オランダ代表らヨーロッパ各出場国は、多様性などを推進し、反差別活動を意味する“OneLove”と記載されたキャプテンマークを着用する意思を示していた。

 これに対して国際サッカー連盟(FIFA)は、W杯において着用されるキャプテンマークはFIFA指定のものでなければいけないとし、着用する選手はイエローカードなどの処分が課せられる可能性があることを示した。

 各国協会は罰金処分が下される場合でも “OneLove”のキャプテンマークを着用するとしていたが、FIFAの反応を受けて「我々は警告される、ピッチから退かなければいけなくなるような状況に選手を追い込むことはできない」として着用撤回を表明。一方、着用を希望する文書を過去にFIFAに送っていたにもかかわらず実現しなかったため、FIFAに対して遺憾の意を表している。

 なお日本時間21日午後10時より、ヨーロッパの一番手としてイングランドがイラン代表と対戦する。キックオフ時には反差別を意味する片膝立ちを行う見込みだ。

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