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イングランドが悲願の女子W杯決勝進出!! 開催国・豪州は復活エースFWサム・カーがスーパー同点弾も終盤失点で涙

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FWアレッシア・ルッソが3点目

[8.16 女子W杯準決勝 イングランド 3-1 オーストラリア]

 女子ワールドカップは16日、準決勝を行い、イングランドがオーストラリアを3-1で下した。2015年の3位、19年の4位を経て、3大会連続3回目の4強入りで悲願の決勝進出。決勝ではスペインと対戦する。

 当初は日本人の山下良美氏が第4の審判員、坊薗真琴氏がリザーブ副審を務めるはずだった一戦。ところが決勝戦や3位決定戦に割り当てるためか、試合当日に2人の割り当て変更が行われ、別の審判団によって試合が行われた。

 試合は立ち上がりからイングランドが優勢。開催国のオーストラリアもなんとか奮闘していたが、前半36分にイングランドが先行した。ハイボールで相手を深く押し込み、こぼれ球を誘うと、エリア内に飛び込んだMFエラ・トーネが豪快なボレーでゴール右上隅に突き刺した。

 ビハインドとなったオーストラリアは後半に入ってもなかなか前に出られず、苦しい戦況。それでもここまで負傷でベンチスタートが続き、この日が初先発となった絶対的エースが劣勢を打破した。

 後半18分、オーストラリアは中盤でのボール奪取からFWサム・カーが右サイドを抜け出すと、イングランドのDF2人が立ちはだかる中、ミドルレンジから強引に右足一閃。強烈な弾丸シュートをゴール左上に突き刺し、圧巻のスーパーゴールで同点に追いついた。

 ところが、そこからはイングランドが強さを見せた。後半26分、DFミリー・ブライトのロングフィードに抜け出したFWローレン・ヘンプが相手DFとGKのお見合いを突いて勝ち越しゴールを決めると、同41分にはヘンプのスルーパスからFWアレッシア・ルッソがダメ押し。オーストラリアはサム・カーが何度もゴールに迫るも決定機を決め切れず、スウェーデンとの3位決定戦に回る形となった。

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