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[MOM3988]西武台MF佐川陽太(1年)_レギュラーの動き見て研究。台頭してきたMFが2発!

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後半43分、西武台高MF佐川陽太が右足ループシュートで2点目のゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 関東Rookie LeagueAリーグ第11節 西武台高 2-0 桐光学園高 時之栖うさぎ島G]

 台頭してきたのは、関東Rookie League終盤戦になってから。「出てやろう」という気持ちを持ち続け、チャンスを掴んだMFが最終戦で2得点の大活躍だ。

 西武台高(埼玉)MF佐川陽太(1年=東松山ぺレーニア)は、左サイドで先発出場。0-0の後半20分にDF高橋宥輝のシュートのこぼれ球を押し込んで先制点を挙げる。さらに43分、FW遠藤秀悟のラストパスでGKと1対1に。「裏抜けした時にGKとの1対1は負けない自信がありますね」という佐川は、鮮やかなループシュートで2点目のゴールを決めた。

 当初、佐川は1年生チームの中でも、「全然試合出れるような身ではなかった」という。だが、「レギュラーの人を見て、自分は何が足りないのか見て、研究していました。守備が全然できなくて、それで遠藤(秀悟)を見習ってガツガツ行くようになって攻撃に繋がるようになった」。アピールを続けてチャンスを掴み、8月23日の市立船橋高戦で貴重なダメ押しゴール。そして、この日はマン・オブ・ザ・マッチの活躍でリーグ戦を終えた。

「練習試合と感覚が違って緊張もしたんですけれども、慣れていくことで自分のやりたいことが段々できるようになってきたり、ゴールを決めたりできたので良かったです」と佐川。自信をつけたアタッカーは、よりゴールを求める。

「今回は得点王を獲れなかったんですけれども、将来は得点王を獲れるような選手になりたいですね」。U-16全国大会のMIZUNO CHAMPIONSHIP U-16の目標は全国優勝。その大舞台で得点王を獲れるように、佐川はまだまだ自分の力を磨き続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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