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[横山杯]桐光学園が死闘を制して優勝! 羽田野が先制ゴールも習志野MF石塚に追いつかれ…PK戦で決着

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桐光学園が横山杯を制す

[12.28 横山杯決勝 桐光学園 1-1(PK5-4) 習志野 若松運動場]

 強豪校の1、2年生が冬の「サッカータウン波崎」(茨城)で力を磨く「横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会」1st Division Topは28日に決勝を行った。桐光学園高(神奈川)と習志野高(千葉)の対戦は1-1でPK戦の末、桐光学園が5-4で勝利。横山杯のタイトルを手にした。

 桐光学園は4-2-3-1の布陣。GKは村田侑大(2年)で、4バックは左からDF増田遥希(1年)、DF川村優介(2年)、DF青谷舜(1年)、DF杉野太一(1年)が並ぶ。ボランチ2枚はMF阿部凌磨(1年)とMF小西碧波(2年)。2列目は左からDF武藤光希(2年)、MF松田悠世(2年)、MF羽田野紘矢(2年)を起用。1トップはFW丸茂晴翔(1年)となった。

 習志野は4-4-2の布陣を敷く。GKは甲斐哉良(2年)、4バックは左からDF吉野翔(2年)、DF大杉竜聖(2年)、DF田村和也(2年)が起用される。ダイヤモンド型の中盤4枚はアンカーにMF三木喬貴(2年)、左サイドがMF石塚遥翔(2年)、右サイドがMF深尾頼之介(2年)、トップ下がMF橘翼冴(2年)。2トップはMF押元槇之介(2年)とMF嶋田凌馬(2年)となった。

 序盤は互いに勢い良く敵陣内に入り込む。習志野は前半2分、押元を起点に右サイドを打開。桐光学園は同3分に羽田野がグラウンダーのクロスを送るが、武藤は合わし切れない。交互にペースを握ると、決定機を迎えたのは桐光学園。同17分に杉野がファウルを受けてPKを獲得した。

 桐光学園のPKキッカーは松田。渾身のシュートはGK甲斐に阻まれる。だが、甲斐がキック前にラインを越えたと見なされてPKはやり直しに。再び松田が蹴り込むと、今度はゴール上に大きく外れた。

 前半はそのままスコアレスで折り返すと、桐光学園が後半7分に均衡を破る。敵陣に入ったボールを収めた羽田野がPA中央で右足シュート。ゴールネットに突き刺し、待望の先制ゴールとなった。

 追いかける習志野は後半20分に橘に代え、MF津根優登(2年)を投入。すると同23分、右サイドからのクロスを津根がPA内からシュート。GK村田にはじかれるが、こぼれ球を石塚が押し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 その後は互いに決定機を作りながらもゴールは生まれず。70分間で決着がつかなかったためPK戦に突入した。

 PK戦は要所で両チーム決め切れない。桐光学園は8人目のキッカーが決め、習志野は8人目のキッカーがゴール上に外して終戦。桐光学園がPK戦を5-4で制し、横山杯優勝を果たした。

(取材・文 石川祐介)

●横山杯第23回全国ユース招待サッカー大会特設ページ

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