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[MOM4262]山梨学院GK中村星七(1年)_ 好守で無失点勝利。選手権で優勝した先輩GKのように

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山梨学院高GK中村星七(1年=藤枝明誠SC出身)はチームを救う好守

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.23 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第2節 山梨学院高 2-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 前半に相手の決定的なシーンを阻止。GK中村星七(1年=藤枝明誠SC出身)がコーチ陣も称賛したビッグセーブで山梨学院高(山梨)に白星をもたらした。

「2023関東ROOKIE LEAGUE」Aリーグ第2節、開幕2連勝を狙った山梨学院は先発5人をチェンジ。そのうちの一人だった中村は責任感を持って「昨日と今日で2勝して山梨に帰ろう、絶対に勝とうと」というチームの思いを表現し、後半も相手のパワフルな攻撃を封じ切った。チームは前半にMF武田大志、後半にもMF細田康貴がゴール。2-0で勝ち、開幕2連勝を果たした。

 中村は、静岡の藤枝明誠SCから「静岡県より県外でやってみたくて」県外へ出ることを決意。「自分、キックが得意でSHとかSBが高い位置に取った時にそれをつけれるボールとか得意で、山学ならそういった自分の得意としているプレーができる」と山梨学院を進路に選んだ。

 山梨学院の全国大会での活躍も決断に影響したようだ。20年度の全国高校選手権の準決勝、決勝のPK戦などで大活躍したGK熊倉匠主将(現立正大)は目標とする存在。中村は「優勝した時の熊倉選手、そういう選手になれるように」と意気込んでいる。

 マンチェスター・シティのGKエデルソンに憧れる中村は左足キックも武器。今後へ向けて、「止めまくって後ろからアシストできるGKになりたい。まずこのルーキーリーグで優勝して、2年から学院のトップに上がって試合に出れるように」と誓った。相手のシュートを止めるだけではなく、攻撃面でも山梨学院の勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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