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[MOM4272]京都橘DF早苗優介(1年)_ 186cmボランチがCB挑戦。自信持ってプレーし、最後まで走り切る

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京都橘高の186cmCB早苗優介(1年=セレッソ大阪西U-15出身)は後半にプレーを好転させ、勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.30 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 京都橘高 4-1 近大附高 ダイセル播磨光都第3G]

 大型ボランチがCBのポジションで一つ自信をつけた。京都橘高(京都)の186cmMF早苗優介(1年=セレッソ大阪西U-15出身)は高校進学後、4月半ば頃からCBに挑戦中。まだまだ経験が浅く、この日の前半は相手のロングボールに対して「僕があまりよく対応できていなくて、チームに迷惑をかけてしまった」と首を振る。

 だが、「前半で一回切り替えて後半から自信を持ってプレーしようとコーチとも話して、後半からは良いプレーができたと思います」と早苗。体力面が課題だったが、終盤も走り続け、大きな体を活かしてゴールを守った。

 スピードを持って仕掛けてくる相手ドリブラーを止め切り、ボールを収めてストライドの大きなドリブルでボールを運ぶなど、本人は「最後の方は(CBも)楽しくなってきた」と微笑。田中宏旺コーチも「よく走ったと思います」と評価し、マン・オブ・ザ・マッチに推した。

 早苗は自身のボランチとしての特長について、「チームメートからブスケツみたいなイメージで言われていて、相手の矢印を見てターンしたりとか、足の長さを活かしてキープ力とか展開力とかが武器かなと思います」と説明。そして「CBでも変わらずプレーしたいと思います」と加えた。

 希望するのはボランチでのプレーだが、特別なサイズや展開力もあり、CBとしての成長も期待されている。早苗はこの日コンビを組み、チームを支えていたCB村井駿斗のプレーについて、「村井駿斗君が(相手の大型FWに)しっかり競り勝ってくれたのでやっぱり凄いなと思いました」。チームメートたちから学び、CBとしても活躍できる選手になる。

 施設面や自宅から通える近さなどを理由に京都橘へ進学。「橘では1年から選手権に絡んで最終的には高校のうちに世代別の代表に入れたら良い。代えのきかない選手というかチームのみんなから頼られる選手になっていきたい」。そのために普段のトレーニングや「関西 U-16 ~Groeien~」で貪欲に進化を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)

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