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[MOM4273]興國FW塚野千維(1年)_先輩のU-20代表レフティーのように。関西U-16開幕戦で2発

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前半45分、興國高FW塚野千維(1年=住吉大社SC出身)がこの日2点目のゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.30 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 興國高 3-1 金光大阪高 ダイセル播磨光都第1G]

 先輩FW永長鷹虎(現川崎F)のようにプロへ。まず2発だ。興國高(大阪)は左利きのFW塚野千維(1年=住吉大社SC出身)が、「関西 U-16 ~Groeien~」G1リーグ開幕戦で2ゴール。いずれも見事なゴールでマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 まずは前半39分、左クロスが上がると「(FWの裏を)狙っていて、そこで体を入れたから自分のところにボールが転がってきて、冷静に流し込んだ形です」と左足でニアを破って先制点をマークする。

 さらに45分には、右サイドから中へ切れ込むと見せかけて強引に縦へ。ここからテンポ良くボールが動き、MF樺山文代志が「良いパスをくれた」(塚野)。1タッチで中へ切れ込んだ塚野は鮮やかな左足シュートをファーサイドへ沈めた。

「絶対に勝って、自分が点取ったろうと思ってやっていました」という塚野は、会心の2発。後半には右サイドからの左足CKをファーポストに当てたほか、鋭く抜け出しを狙うなど、相手にとって嫌な存在になり続けた。そして、「嬉しいし、これからもどんどん点を取って得点王とかも狙っていこうと思っています」と宣言。その塚野は、同じ左利きのアタッカーで、U-20日本代表で活躍中の先輩FW永長も意識している。

「意識はちょっとしています。(永長のようにプロへ)行ったろうと思っています」。永長超えへのチャレンジも誓ったレフティーは、「キレキレのドリブルをして、チームを勝たせれるような選手になりたいです。全国行って全国優勝してみんなで勝って終わりたい」。永長は3年時、タレント軍団の中でも群を抜くような存在になっていた。塚野も日常から意識高く成長を続け、結果を残してプロ入りを勝ち取る。 

(取材・文 吉田太郎)

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