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[関西 U-16 ~Groeien~]「プロになりたい」。阪南大高の186cm松本圭史は決め続けて“昇格”を目指す

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阪南大高の186cmFW松本圭史(1年=ディアブロッサ高田FC U-15出身)は開幕戦で1ゴール

[4.30 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 阪南大高 2-4 神戸弘陵高 ダイセル播磨光都第2G]

 阪南大高(大阪)の186cmFW松本圭史(1年=ディアブロッサ高田FC U-15出身)が「関西 U-16 ~Groeien~」G1リーグ開幕戦でゴールを決めた。

 前半2分、MF岡田翔太郎のパスをDF間で受けてターン。シュートをゴールへ流し込んだ。ボールを収めることと、競り合いの強さ、そして「ドリブルも結構自信がある」という松本は、最前線で攻撃の中心に。また、GKからビルドアップしてくる神戸弘陵に対し、運動量を増やして守備でも貢献していた。

 奈良県トレセンに入っている大型FWは、スピードも水準以上。ディアブロッサ高田FC U-15時代の先輩の誘いを受け、ダイナミックな攻撃だけでなく、繋ぎの部分も重視する阪南大高へ進学を決めた。

「プロになりたいので、なるためには自分の学年ではなく、(先輩たちのAチームに昇格し、)1個上の選手権で活躍するとかやっていかないといけない」。まだまだ線が細く、一歩目の反応など瞬発力や体力面もこれから。だが、高い意識を持って先輩FW鈴木章斗(現湘南)や憧れのFWルイス・スアレスのように成長することを目指している。

 阪南大高の1年生は期待値の高い世代。この日はAチームに加わっている183cmCB前田陵汰、MF伊藤成康、MF朝賀渉が不在だったが、松本や岡田、MF三浦悠人らが個性を発揮。松本とMF杉山和志のゴールで2点を先取し、後半半ばまでは187cmGK寺島裕雅、CB河村駿ら守備陣も踏ん張っていた。

 だが、松本を含めて運動量の落ちた後半に4点を失い逆転負け。松本は「このグロイエンでしっかり自分の結果を残して、上の学年に係わっていけるような選手になりたいです」というだけに悔しい敗戦となったが、切り替えて、“昇格”するために次の試合からまたゴールと勝利を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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