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[MOM4285]白鴎大足利FW高井継斗(3年)_初Vに貢献。堅守・佐野日大を押し返し、チャンスメーク

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白鴎大足利高の10番FW高井継斗(2年=FC栃木出身)は攻撃の中心として奮闘

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.10 関東大会栃木県予選決勝 佐野日大高 0-1 白鴎大足利高 栃木グ]

 白鴎大足利高は準決勝に続き、決勝も無失点で初優勝。守備陣の堅守が光ったが、最前線で奮闘したエースの存在も大きかった。

 FW高井継斗(3年=FC栃木出身)は堅守・佐野日大高相手に攻撃力を発揮。浮き球を巧みに胸で収め、スピードに乗ったドリブルで3度4度とスペースを突いた。前半18分には右サイドを突破し、決定機を演出。他のシーンでも個でDFを剥がしていたほか、味方との連係でチャンスを演出し、決勝点にも絡んだ。

 押し込まれていても、高井にボールが入るとチームは前進。カウンターを見せ続け、競り合いでも健闘していたことが、佐野日大に押し込まれない要因となっていた。加藤成信監督も「この大会はあの10番(高井)が常にチャンスメーカーなので、本戦でも期待しています」と高く評価。ただし、本人は自身のプレーに満足していなかった。

「(今日は)バイタルが空くと言われていたので、入って、収めて、どんどん広げていくということを意識していました。(チームは勝ったが、)点が取れていないので、自分で点を取ることを意識していきたい」

 この日決勝点を決めたFW三田惹斗(2年)が、「ボール収められるし、前向くのも上手いですし、チームで一番高さがあってセットプレーも劣っていなくて、FWとしては県でもトップレベルだと自分の中でも思っています」という10番。その高井は「相手に怖がられるような選手になりたいです」と目指す姿を明かす。

 その姿になるためにも関東高校大会では、強豪校から得点して勝つことが目標。「もっと仕掛けて、自分でも点数を取れるようにチャレンジしたいです」。栃木王者のエースが、武器を発揮し、結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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