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[MOM4286]山梨学院FW関塚力登(2年)_目標は得点王、高校選抜…長期離脱から復調の2年生ストライカーが主役に。

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山梨学院高FW関塚力登(2年=FC多摩ジュニアユース出身)が後半に躍動。

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.12 関東高校大会山梨県予選決勝 山梨学院高 3-1 帝京三高]

 長期離脱から復帰した俊英ストライカーが、優勝の立て役者になった。山梨学院高は後半に左ウイングから最前線へポジションを移したFW関塚力登(2年=FC多摩ジュニアユース出身)が躍動。勝ち越しゴールを演出し、ダメ押しゴールも決めた。
 
「点を取るところは一番の武器なのでそこは見て欲しいのと、あとはスピードに乗ったドリブルと裏への抜け出しを見て欲しいです」と語る関塚は1-1の後半12分、左SB斉藤幸之介(3年)の縦パスで一気に左オープンスペースへ。そのままエンドライン際までへ切れ込むと、「クロスとシュート両方行けるような感じで、強めで上げた」ボールが相手オウンゴールを誘い、2-1となった。

 その3分後には左スローインから、「あそこはドリブルスピードに乗れば絶対に勝てる」と得意のドリブルで相手の守りを攻略。そのままゴール方向へ向かい、最後は右足シュートをファーサイドのネットに沈めた。守備面でも貢献していたFWは試合終盤、スルーパスに反応してGKと1対1に。ハットトリックを達成することはできなかったが、岩永将監督も「アイツのお陰で勝てたところがある」と賞賛する活躍だった。

 関塚は昨年の関東ROOKIE LEASGUE Bリーグで12得点を叩き出し、得点王。だが、その後、怪我によって悔しい時期を過ごした。「トップチームに入っていて、選手権のメンバーに入っていたんですけれども、そこで(膝を)怪我をしてしまったので悔しいです」。約4か月間離脱。今季のプリンスリーグ関東2部開幕に間に合わず、登録メンバーに入ることもできなかった。

 それでも、復帰から1か月で迎えた関東大会予選で復調を印象付けるパフォーマンス。決勝での2得点を含む4得点で優勝に貢献した。まだ対戦相手によって自分のプレーを出せない時もあるというが、この日のように強敵との戦いは得意。トップレベルのDF相手でも活躍する自信がある。

「やれる自信はあります。今年は全国で得点王とか取って全国優勝したいし、高校選抜にも入っていきたいので、点を取って結果を残したいです」。次は関東大会で結果を残し、飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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