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「チームの中心にならないといけない」。山梨学院MF坪井昊主将がCBで“魂”の守備見せ、優勝に貢献

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山梨学院高のMF坪井昊主将(3年=柏田SC出身)はCBとして優勝に貢献

[5.12 関東大会山梨県予選決勝 山梨学院高 3-1 帝京三高]

 山梨学院高は、プリンスリーグ関東での出場に飢えた選手たちが躍動。その一人であるMF坪井昊主将(3年=柏田SC出身)は、特に気持ちの込もったプレーを見せていた。

 坪井はインサイドハーフのポジションが主戦場。この日はCBでのプレーだったが、「慣れないポジションだったんですけれども、『オマエのストロングを意識してプレーしろ』と言われていたので、そこを意識してプレーしました」。キャプテンとして声を出し、「魂を込めて」際の攻防で奮闘した。

 最終ラインで強度のあるプレーを継続。体を激しくぶつけ、相手の攻撃を食い止めた。主将はチームを引き締めながらCBとして戦えることを示し、ロングスローなどの武器も発揮。チームは交代出場選手たちも体を投げ出してボールをクリアするなど、優勝への執念も見せて3-1で勝ち切った。

 翌日のプリンスリーグ関東のため主軸の多くが欠場する中、県内のライバルに勝利。「スタメンに絡めないということが長く続いているので、しっかりポジションも自分としては安定したくて、キャプテンなんでチームの中心となってやっていかないといけない」と語る坪井は、目標の優勝とアピールの両方ができたことを素直に喜んでいた。

 今年1月から岩永将監督が就任。坪井は「そこはしっかり選手と監督で対話しながらチームを作って行けたらと思っている。しっかり自分が引っ張って、監督やコーチとコミュニケーションを取って、チームを作って行けたらと思います」。主将として、強いチームを作ることが目標。個人としても、成長とアピールを続けてチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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