beacon

[MOM4397]広島県高校選抜U-18FW岡本敬大(広島皆実高3年)_ウズベキスタン相手にヘディング弾。常に堂々と、「結果を出せる」選手に

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半26分、広島県高校選抜U-18のFW岡本敬大(広島皆実高3年)が貴重な追加点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.8 Balcom BMW CUP第1節 広島県高校選抜U-18 2-0 U-17ウズベキスタン代表 広島広域公園第一球技場]

 広島県高校選抜U-18の上田貴典監督(広島皆実高)は、U-17ウズベキスタン代表に勝利した初戦について「2点目が大きかった」と振り返った。この日は前半耐えて、1-0で折り返すことが目標。それを上回る2点目によって、精神的にも余裕を持って戦うことができた。

 この貴重な1点を挙げたのが、FW岡本敬大(広島皆実高3年)だ。前半26分、MF國本純成(瀬戸内高3年)の左CKをヘディングシュート。173cmのアタッカーが豪快な一撃をゴールに突き刺した。

「デカい相手なので、駆け引きでどうフリーになるか、身長だけじゃなくて他のところ、駆け引きで逆を突いて相手を遅らせることを意識していました。(あとは)良いボールが来てくれました」。岡本は得点シーン以外でも駆け引きを繰り返してボールを引き出し、「自分の役割だったので、中継やゴールができたので良かった」と頷いた。

 岡本は名門・広島皆実の中心選手。チームメートの分も今大会で学び、活躍する意気込みだ。「みんなの分も背負っているので、結果だったり、頑張る姿をプレーで見せないといけないと思っている」。その初戦は海外の強豪チーム相手に走り、バトル。ゴールを決めて、白星も収めた。

 この日はU-17ウズベキスタン代表の強度やスピード感を体感。より駆け引きをしてフリーの状態を作り出し、ミスも減らしていかなければならないと感じたという。「(初戦を終えて、)デカい相手でもやれるところはあるのかなと。やれない部分もあったので改善して、これからのサッカー人生の中で活かしていきたい。ここでやったプレースピードとかをチームに持って帰って伝えないといけない」。今回の貴重な機会を自身やチームの今後に繋げる考えだ。

 インターハイ予選は準々決勝で敗退。どんな状況でも緊張せず、普段通りのプレーができなければならないことを痛感した。今大会、強敵相手との戦いが続くが、「こういう緊張感の中で自分がどれだけ堂々とプレーできるか。緊張した場面でも結果を出せるような、緊張しないような選手になっていきたい」。厳しい戦いの中で少しでも成長、自信を掴んで大会を終える。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP