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[プレミアリーグEAST]昌平は MF土谷飛雅が技ありの追撃ゴール。「穂高の分もやらないといけない」

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昌平高のU-17日本高校選抜候補MF土谷飛雅(3年=FC LAVIDA出身)は追撃ゴールを決めた

[9.30 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 昌平高 1-3 流通経済大柏高 昌平高G]

 昌平高(埼玉)は0-2の後半30分、U-17日本高校選抜候補MF土谷飛雅(3年=FC LAVIDA出身)が追撃ゴール。MF大谷湊斗(2年)とのワンツーから技ありの右足シュートをゴール右隅に決めた。

 土谷は空間認識能力の高さや高精度のキックを持ち味とする攻撃的なボランチ。だが、この日の昌平はシンプルに前線へボールをつけることが多く、土谷が攻撃に係る回数は普段に比べてかなり少なかった。

「途中からですよね、触り出したの。最初とか全部一発で自分も無理なのに裏狙ったり、途中から(左SHからボランチへポジションを移した前田)大樹とかと『繋ごう』と」。追う展開の中、FW鄭志錫(2年)と交代出場のFW小田晄平(3年)へ一発でボールを入れる回数が増えてしまっていた。だが、意図的にボールを落ち着かせて距離間を短くしたビルドアップ。流れを引き寄せる中で追撃ゴールを奪った。

「あの時間帯で結構動き出して、ゴールシーンはみんな係わったり、動き出して良かったかなと思いますけれども、良い時間帯でまた失点食らったのでキツかったです」。流れが良い中で痛恨の失点。1-3で敗れ、2連敗となった。

 土谷はJクラブも関心を寄せる存在。練習参加も経験し、強度や速さを体感した。今は、一戦一戦がアピールの状況だ。昌平は、主将のCB石川穂高(3年)が夏に膝の大怪我を負い、戦線離脱。チームリーダーの一人として引っ張る役割も持つ土谷は、「みんなで穂高のことを思い出して、穂高の分もやらないといけないので選手権は必ず全国に出てというのはみんなあります」。この日は体調不良で欠場した選手も多い中での敗戦。復帰してくる選手たちとともにまとまって戦い、一つ一つ白星を積み重ねる。

(取材・文 吉田太郎)
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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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