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ナビスコ王者とドローの大宮、8戦負けなしで14位に浮上

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[11.7 J1第31節 大宮0-0鹿島 NACK]

 15位の大宮アルディージャはホームにナビスコ杯を連覇した鹿島アントラーズを迎え、0-0で引き分けた。連勝は逃した大宮だが、勝ち点1を積み上げ、これで8試合負けなし(3勝5分)。降格圏となる16位G大阪との勝ち点差は「3」で変わらなかったが、この日、神戸が敗れたため、14位に順位を一つ上げた。

 J1残留へ是が非でも勝ち点3の欲しい大宮は前半8分、MF東慶悟が思い切りの良いミドルシュートを放つが、GK曽ヶ端準が横っ飛びでセーブ。同24分には左CKにDF河本裕之が頭で合わせたが、GKの正面を突いた。鹿島も同29分、セットプレーからチャンスを迎えるが、MF小笠原満男の右CKに合わせたDF岩政大樹のヘディングシュートはクロスバーを直撃した。

 後半も一進一退の攻防が続く。鹿島は後半21分、相手陣内でボールを奪ったMF柴崎岳が右足でミドルシュート。3日のナビスコ杯決勝で2得点を挙げ、MVPに輝いた柴崎だったが、この場面はGK北野貴之の好セーブに阻まれた。大宮も同29分、左サイドでボールをキープした東がスルーパス。スペースに抜け出したFWズラタンのマイナスの折り返しをMF渡邉大剛が右足で狙ったが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 最後まで1点が遠く、スコアレスドローに終わった大宮だが、最近7試合でわずかに2失点。「結果には満足していないが、試合の質はこれまでやってきた中でもベストに近かった」というベルデニック監督の言葉どおり、残留争いの“常連”らしい粘り強さでJ1残留へ一歩一歩前進している。

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