なでしこジャパンvsスウェーデン 試合後の選手コメント
[7.28 ロンドン五輪F組 日本0-0スウェーデン コベントリー]
日本女子代表(なでしこジャパン)は28日、ロンドン五輪グループリーグ第2戦でスウェーデン女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。ともに第1戦で勝利したチーム同士の対戦。後半は何度も決定機をつくったが、決め切れず、勝ち点1を分け合った。
以下、試合後の選手コメント
●FW岩渕真奈(日テレ・ベレーザ)
―シュートも打ったが?
「もう1回、2回打てるシーンがあった。あとから打っておけばよかったなと思った」
―初めての五輪だったが?
「思い描いていたものも個人的にはなかったし、普段と同じ試合に入る感じで入れた」
―スウェーデンの印象は?
「個人的には初めてスウェーデンとの試合に出たけど、時間が短かったので難しい。(相手を)嫌だと思うよりもうちょっとできたのかなと個人的に思う」
●MF川澄奈穂美(INAC神戸)
―次に対戦する南アフリカはスピードがありそうだが?
「世界的に見たら自分はスピードはないと思っている。でも、一瞬の判断でどこに走るかで差を付けていると思っている。そういう相手でもそれを出していきたい」
―後半は惜しいチャンスも多かったが?
「前に行ったあとの押し上げが足りなかったというか、3ラインをコンパクトにしないと難しいし、カウンターも受ける。最終ラインは相手の1トップをケアしながら上がらないといけないから難しいけど、攻守にわたってバランスが大事だと思う」
―攻撃に厚みがなかった?
「2次攻撃、3次攻撃ができていなかった。いいときは相手がボックス内からクリアしても、セカンドボールをルーズボールを拾ってもう一度攻撃できる」
―南アフリカの印象は?
「映像を少し見ただけだけど、一人ひとりがトリッキーなので、注意してやりたい」
―次は主力を温存する可能性もあるが?
「自分は6試合フルで出るつもりで来ている。そこがチームに貢献できる部分だと思うし、出し惜しみはしたくない」
●MF宮間あや(岡山湯郷)
「守備では4バックとGKが集中してゼロで抑えてくれた。ディフェンスは大野選手とか前線から始まっているけど、ゼロで抑えられたのはよかった」
―ピッチがやりにくかった?
「水を多少含んでいたけど、後半は近賀選手と右サイドを崩せていたと思うし、次につなげたい」
―前半は思うように攻撃できなかった?
「あと最大4試合をやる中で、そういう時間も出てくる。自分たちが世界でベストのチームとは思ってない。一戦一戦成長していけるようにしたいし、後ろ向きには思ってない」
―後半はよくなったが、ハーフタイムにどんな話を?
「もう1回違う試合だと思って入ろうとみんなで話していた。点が取れなかったのは次への修正点だと思う」
―相手に研究されている感じはする?
「あまりそこは深く考えていない。まだグループリーグだし、自分たちが何をできるか。オリンピックに入って大野選手と大儀見選手の2トップになって、私も右(サイド)になった。(昨年の)W杯のときのように完成した状態で大会に入ったわけではない。今日はカナダ戦よりいいところも出せた。さらに進化していければいいと思う」
●MF阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)
「負けてはないので次にはつながったと思う」
―ボランチのコンビが後半途中から田中に代わったが?
「(田中)明日菜が出てきて、私が交代なんだって思った。(田中が監督から)『どっちかが上がれ』と言われて出てきて、状態のいい方が上がろうと。明日菜はつなぎながら上がっていけるので」
―南アフリカ戦に向けては?
「次、どういう戦い方をするか分からないけど、選手は勝ちたいし、内容もそうだし、次は勝ち点3を取りたい」
―監督が『2位でもいい』と話したという報道で選手が動揺した?
「昨日のミーティングで監督が『明日は勝ち点3を取りに行く』と言ったので、『そうなんだ』って。やり方はいろいろあると思うけど、『引き分けろ』『負けろ』というのは難しい。(選手は)それぞれ思うことがあっただろうけど、先に監督から言い出してくれた」
●DF岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
―シェリンをうまく抑えた?
「相手のキーマンを抑えるのが自分の仕事だと思っている。体も割と動いているし、無失点に貢献できたのはよかった」
―相手をかなり研究していたそうだが?
「(研究するのは)W杯から引き続き、DFとGKでビデオを見て作戦を立てた。相手のいいところを見て、それを消すことをやっている」
―スウェーデン遠征はテレビで見たということだが、実際にやってみた印象は?
「見ているだけだと上からの目線だし、全然違った。私はいつも最悪を考えてディフェンスをしている。それが今日の無失点につながってよかった」
●DF熊谷紗希(フランクフルト)
―シェリンとは欧州CLでも対戦していたが、その悔しさもぶつけた?
「あまり意識していない。(スウェーデン代表にいるリヨンの選手は)シェリンだけだし、そこで負けているから今日負けたくないというより、常に負けたくない。CLのことは一切意識していない。1戦目(カナダ戦)より前でチャレンジできたし、前で狙い目を持ってやれた」
―対策がうまくいった?
「守備では8番(シェリン)を狙ってくるのは想定内。2枚で1枚を見る感じで、入ってきたらガツンと行こうと。トップ下をだれが抑えるかというのもしっかりやろうと話していた。1トップだったので、ラインコントロールで駆け引きして、そこはエラーもあったけど、うまくやれた」
―初めての五輪でカナダ、スウェーデンとやって手応えもつかめた?
「自信になった部分もあるけど、オリンピックだから雰囲気に飲まれる形にはなっていないし、一つの戦いという意味で自分のできるチャレンジをしたいと思っている。その中でエラーもあれば成功もあった。そういう意味で手応えも、修正しないといけない部分も見えてきている」
(取材・文 西山紘平)
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日本女子代表(なでしこジャパン)は28日、ロンドン五輪グループリーグ第2戦でスウェーデン女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。ともに第1戦で勝利したチーム同士の対戦。後半は何度も決定機をつくったが、決め切れず、勝ち点1を分け合った。
以下、試合後の選手コメント
●FW岩渕真奈(日テレ・ベレーザ)
―シュートも打ったが?
「もう1回、2回打てるシーンがあった。あとから打っておけばよかったなと思った」
―初めての五輪だったが?
「思い描いていたものも個人的にはなかったし、普段と同じ試合に入る感じで入れた」
―スウェーデンの印象は?
「個人的には初めてスウェーデンとの試合に出たけど、時間が短かったので難しい。(相手を)嫌だと思うよりもうちょっとできたのかなと個人的に思う」
●MF川澄奈穂美(INAC神戸)
―次に対戦する南アフリカはスピードがありそうだが?
「世界的に見たら自分はスピードはないと思っている。でも、一瞬の判断でどこに走るかで差を付けていると思っている。そういう相手でもそれを出していきたい」
―後半は惜しいチャンスも多かったが?
「前に行ったあとの押し上げが足りなかったというか、3ラインをコンパクトにしないと難しいし、カウンターも受ける。最終ラインは相手の1トップをケアしながら上がらないといけないから難しいけど、攻守にわたってバランスが大事だと思う」
―攻撃に厚みがなかった?
「2次攻撃、3次攻撃ができていなかった。いいときは相手がボックス内からクリアしても、セカンドボールをルーズボールを拾ってもう一度攻撃できる」
―南アフリカの印象は?
「映像を少し見ただけだけど、一人ひとりがトリッキーなので、注意してやりたい」
―次は主力を温存する可能性もあるが?
「自分は6試合フルで出るつもりで来ている。そこがチームに貢献できる部分だと思うし、出し惜しみはしたくない」
●MF宮間あや(岡山湯郷)
「守備では4バックとGKが集中してゼロで抑えてくれた。ディフェンスは大野選手とか前線から始まっているけど、ゼロで抑えられたのはよかった」
―ピッチがやりにくかった?
「水を多少含んでいたけど、後半は近賀選手と右サイドを崩せていたと思うし、次につなげたい」
―前半は思うように攻撃できなかった?
「あと最大4試合をやる中で、そういう時間も出てくる。自分たちが世界でベストのチームとは思ってない。一戦一戦成長していけるようにしたいし、後ろ向きには思ってない」
―後半はよくなったが、ハーフタイムにどんな話を?
「もう1回違う試合だと思って入ろうとみんなで話していた。点が取れなかったのは次への修正点だと思う」
―相手に研究されている感じはする?
「あまりそこは深く考えていない。まだグループリーグだし、自分たちが何をできるか。オリンピックに入って大野選手と大儀見選手の2トップになって、私も右(サイド)になった。(昨年の)W杯のときのように完成した状態で大会に入ったわけではない。今日はカナダ戦よりいいところも出せた。さらに進化していければいいと思う」
●MF阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)
「負けてはないので次にはつながったと思う」
―ボランチのコンビが後半途中から田中に代わったが?
「(田中)明日菜が出てきて、私が交代なんだって思った。(田中が監督から)『どっちかが上がれ』と言われて出てきて、状態のいい方が上がろうと。明日菜はつなぎながら上がっていけるので」
―南アフリカ戦に向けては?
「次、どういう戦い方をするか分からないけど、選手は勝ちたいし、内容もそうだし、次は勝ち点3を取りたい」
―監督が『2位でもいい』と話したという報道で選手が動揺した?
「昨日のミーティングで監督が『明日は勝ち点3を取りに行く』と言ったので、『そうなんだ』って。やり方はいろいろあると思うけど、『引き分けろ』『負けろ』というのは難しい。(選手は)それぞれ思うことがあっただろうけど、先に監督から言い出してくれた」
●DF岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
―シェリンをうまく抑えた?
「相手のキーマンを抑えるのが自分の仕事だと思っている。体も割と動いているし、無失点に貢献できたのはよかった」
―相手をかなり研究していたそうだが?
「(研究するのは)W杯から引き続き、DFとGKでビデオを見て作戦を立てた。相手のいいところを見て、それを消すことをやっている」
―スウェーデン遠征はテレビで見たということだが、実際にやってみた印象は?
「見ているだけだと上からの目線だし、全然違った。私はいつも最悪を考えてディフェンスをしている。それが今日の無失点につながってよかった」
●DF熊谷紗希(フランクフルト)
―シェリンとは欧州CLでも対戦していたが、その悔しさもぶつけた?
「あまり意識していない。(スウェーデン代表にいるリヨンの選手は)シェリンだけだし、そこで負けているから今日負けたくないというより、常に負けたくない。CLのことは一切意識していない。1戦目(カナダ戦)より前でチャレンジできたし、前で狙い目を持ってやれた」
―対策がうまくいった?
「守備では8番(シェリン)を狙ってくるのは想定内。2枚で1枚を見る感じで、入ってきたらガツンと行こうと。トップ下をだれが抑えるかというのもしっかりやろうと話していた。1トップだったので、ラインコントロールで駆け引きして、そこはエラーもあったけど、うまくやれた」
―初めての五輪でカナダ、スウェーデンとやって手応えもつかめた?
「自信になった部分もあるけど、オリンピックだから雰囲気に飲まれる形にはなっていないし、一つの戦いという意味で自分のできるチャレンジをしたいと思っている。その中でエラーもあれば成功もあった。そういう意味で手応えも、修正しないといけない部分も見えてきている」
(取材・文 西山紘平)
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