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登場3分で先制弾、圧巻の突破で存在感も…神戸MF汰木康也「すごく責任を感じている」

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先制ゴールのMF汰木康也

[8.22 ACL準々決勝 神戸 1-3(延長) 全北現代 埼玉]

 ヴィッセル神戸は0-0で迎えた後半16分、MF汰木康也を左サイドハーフで投入すると、すぐさま試合を動かした。

 後半19分、MF小林祐希からの左CKがファーサイドに流れ、右で受けたMF山口蛍のクロスも再び左に流れたが、ここで小林祐がシュート性のボールをゴール前に配球。相手にブロックされたボールをDF尾崎優成が拾い、振り向きざまにシュートを狙うと、GKが弾いたボールを汰木がワンタッチで押し込んだ。

 起点となった左CKを獲得したのも汰木。もたらした活力は明らかだった。それでも試合後、汰木は「ラッキーゴール」と言葉少な。チームはわずか2分後、中盤でのパスミスからのカウンターで失点し、その後は汰木が左サイドからの攻撃を一手に担う形になったが、延長戦でさらに2失点を喫して敗れたためだ。

「人よりも本当にACLにかけてきた気持ちが強いので、悔しいは悔しいけど、なんと言っていいか言葉が出てこない」

 沈んだ表情で取材エリアに立った汰木は、攻撃を牽引した自身のパフォーマンスについても「クロスの質が低かった。いいボールを上げてそこまでで自分の役割だし、シュートを含めて質が高ければチームを勝たせられたのですごく責任を感じている」と厳しく語った。

(取材・文 竹内達也)
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