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日本vsサウジアラビア 試合前日の森保一監督会見要旨

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森保一監督

 日本代表は7日、サウジアラビア・ジッダで行われるカタールW杯アジア最終予選の第3戦で、サウジアラビア代表と対戦する。森保一監督は6日、試合会場のキング・アブドゥラー・スポーツシティで前日会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

●森保一監督
——明日の試合、アウェーの観客が当初よりも多く想定される。なかなかそういう状況下で試合をすることがなかったが、環境が与える影響はどう捉えているか。
「このサウジアラビアでの戦いは完全アウェーで、厳しく難しい試合になるだろうとこれまでの60%の観客数でも覚悟をしていた。観客数が100%になったことで、アウェーの雰囲気は迫力は増すかもしれないが、もともと完全アウェーは覚悟していたので、難しい試合を乗り越えるためのメンタル的な準備はすでにできている。またわれわれ日本代表の選手はヨーロッパで多くがプレーしていて、ヨーロッパの日常のリーグ戦はサポーターが普通に入る中で試合をしているので、厳しい戦いになることは変わらないが、サポーターが入って臨場感があるという点は日常でやっていることが生きてくると思う。変わったことはないのかなと思う」

——初戦と2戦目は交代3人ずつだったが、5人をフルに使うほうが選択肢が増えるのではないかという考えもある中で、交代についての考え方は。
「交代枠が5人ということで試合に勝つために、より優位に進めるために、5人の交代枠をフルに活用して戦うという選択肢は常に持ちながら試合に臨んでいる。交代選手も揃っているので、準備はしてもらっている。試合展開を見て交代枠は5人のうちフルに使うのか、使わないのかを状況によって考えている」

——(現地メディア)オマーン戦で敗戦スタートとなり、苦しい状況だと思うが、チーム状況はどうか。
「W杯最終予選で敗戦からスタートしたことで、難しい戦いになっているが、いずれにせよW杯に向けて厳しい戦いになると覚悟していた。敗戦は痛かったが、われわれがやるべきことをチームのコンセプトに沿って、中国戦に勝てたことはサウジアラビア戦に向けて活きてくる。W杯出場を掴み取るために、その敗戦をポジティブに受け止められるようにしたい」

——(現地メディア)オマーンに負けて、2位のサウジアラビア戦になるが、もし明日負けた場合にW杯に行けると思うか。
「非常に厳しい戦いになると思うが、負けることは考えていない。おっしゃられる結果になったとしても、日本がW杯を諦めなければカタールW杯の出場権を勝ち取れると思っている」

——試合が行われるスタジアムに足を踏み入れた気持ちは。
「移動の車の中からこのスタジアムを見て、このスタジアムに入って、非常に素晴らしいスタジアムを持っているなと感じた。やはりアジアのトップを行く国だなと感じている。このような完全アウェーの厳しい条件での試合になると思うが、この素晴らしいスタジアムで、観客の前で試合ができることを幸せに思って戦いに臨みたい」

——選手たちに最後に植え付けたいこと、伝えたいことは。
「対戦相手のサウジアラビアをリスペクトしつつ、われわれ日本代表には素晴らしい選手たちが揃っているので、しっかりコンディションを整えて、思い切ってプレーしてもらえるよう監督として準備したい。力を持っている選手たちばかりなので、自分たちの準備をすればいい試合ができる、パフォーマンスができるということを自信を持って準備してほしい」

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