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吉田麻也がW杯出場決定会見で異例のお願い「せっかく6万人収容できるので」「テレ朝さんもたくさん宣伝して」

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日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)が異例のお願い

 日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア)が26日に行われたワールドカップの出場権獲得会見で、サポーターに異例のお願いを申し出た。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長、反町康治技術委員長、森保一監督、吉田の4人が出席した記者会見。オンラインで出席した報道陣の質疑が終わり、広報スタッフが会見終了を告げると、吉田が突然「一つ言い忘れました」と切り出した。

「ベトナム戦、せっかく6万人収容できるらしいので。なかなか予選を通してサポーターの前でプレーすることができなくて、僕だけじゃなくて選手みんなが寂しがっていました。まだ声は出せないですけど、次のステップとして6万人、たくさん集まって、みんなで勝って、もう一回W杯出場をみんなでお祝いして喜び合いたいなと思っています」

 吉田が気遣ったのは29日に埼玉スタジアム2002で行われるカタールW杯最終予選最終戦ベトナム戦のチケットの売れ行き。新型コロナウイルスによるイベント開催制限が解除され、コロナ禍以来初めて100%収容で試合が開催されることが決まっているが、入場チケットは完売とはいかず現在も発売中となっている。

 JFAはさまざまな感染防止対策を取って観客を呼び込む方針だが、コロナ禍においては心情的な障壁も立ちはだかり、スポーツイベント全体の客足は以前のように戻ってはいない。そこで吉田は日本代表戦で100%の観衆を招くことで、サッカーだけでなくスポーツ全体の再活性化に期待しているようだ。

「サッカーの日本代表が6万人集めて、クラスターを出さずに試合を終えることが次のスポーツイベントにつながると思うので、ぜひみなさんスタジアムに足を運んでいただけたらなと思います。僕たちも最高のパフォーマンスでお返ししたいなと思っていますので、ぜひとも足を運んできて欲しいなと思います」

 スピーチの最後にはベトナム戦を地上波放送するテレビ朝日に向けて「テレ朝さんもたくさん宣伝してほしいと思います。以上です!」と語りかけ、ユーモアで締めた吉田。日本代表のキャプテンの気遣いにJFAの田嶋会長も「ありがとう」と感謝しきりだった。

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