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W杯メンバー入りは「周りからの連絡で知った」…絶好調・鎌田大地が“らしく”決意表明「いつも通りできたら」

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日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)

 公式戦23試合で12ゴール4アシストの大活躍。日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)が絶好調のままカタールW杯に乗り込もうとしている。「自分が今までやってきたことへの自信はあるし、いい状態ではあるので、しっかりいつも通りできたら」。大舞台への気負いはなし。普段と同じメンタリティーで開幕を迎えるつもりだ。

 鎌田は13日のブンデスリーガ第13節マインツ戦にフル出場し、14日夜にカタール入り。15日の非公開練習では軽めのリカバリーメニューをこなし、早々と取材エリアに姿を現した。自身初のW杯開催地に下り立った心境を問われても「暑いなと思いました」とサラリ。飄々とした佇まいは、4年に一度の大舞台を目前に控えても変わらない。

 ドイツ時間午前6時だった今月1日のメンバー発表時も、同日夜に控えていたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)スポルティング戦に備えて熟睡していたという。「試合も大事だったので、わざわざ朝早く起きてというのもしなくて、周りの人たちからの連絡で知った」。あっさり振り返った鎌田は「この間のW杯が終わってから、今回と次のW杯を考えていたので、ひとつ目の目標が達成できてホッとした」と淡々と口にした。

 これまでの代表活動でも一貫して「W杯に向けてやっているわけではない」という姿勢を強調し、キャリアの主眼をクラブチームに置いてきた鎌田。9月のドイツ遠征でも「いまやっているレベルでしっかりいい結果が残せていれば、W杯だって考えていなくてもつながってくる。しっかり結果を残せるようにしていきたい」と話し、まずはフランクフルトでのパフォーマンスに目を向けていた。

 あれから2か月間。鎌田は見事に“有言実行”を果たし、今季初の1試合2ゴール、日本人史上初の欧州CL2試合連続ゴールといった華々しい結果を引っさげ、再び代表に帰ってきた。

 それでも「まだまだ僕が思い描いているところにはいられていない」と鎌田。もう一つステップアップを果たすためにも、この大舞台を使っていく構えだ。「今季はCLもブンデスもW杯もあって、僕自身の大きな転換期になる年でもあるかもしれない。しっかり自分個人としてもチャンスと捉えてやっていきたい」。その野望が実現した先には、日本史上初のベスト8も見えてくるはずだ。

(取材・文 竹内達也)
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