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「こないだカナダ戦で…」シュミットがGK目線で考える“日本の得点パターン”とは?

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日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)

 GK目線ならではの得点パターンを思い描いている。9月のドイツ遠征でアメリカ戦の後半とエクアドル戦に出場し、評価を高めた日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)が19日、メディア取材に対応。ベンチから見守った17日のカナダ戦での“とあるシーン”がカタールW杯初戦ドイツ戦でのゴールを予感させる形だったと語った。

「こないだカナダ戦でゴンちゃん(権田修一)から前線にいいボールが出たシーンがあった。あのボールは良かった。ドイツにも必ず隙がある。前からプレスをかけているチームこそ、裏の所で集中力を欠いていたりする場合がある。そういう隙を見計らってGKから突いていけば一番簡単に点を取れる方法かなと思う」

 ビルドアップに関しては「個人の意見」としながらも「ドイツは、逆のウイングがGKのところまで狙っているシーンを見る。そういうのが見えていれば、ワンタッチで展開も出来るけど、W杯でそのリスクを負うかどうか。あまりハイプレスをかいくぐることにこだわりすぎる必要はないかなと個人的には思う」とコメント。つなぐことを意識しすぎず、特に立ち上がりはロングキックも使いながらシンプルな組み立てで日本が前を向いてプレーすることで、リズムをつかむことが大事だという見解を示した。

 同じように、カナダ戦で失点を喫したセットプレーの守備に関しても「スペースマーク(ストーン)のところの配置で誰がそこを務めるか。自分としてはそこに大きい人が立っている方がやりやすい」と明確なビジョンを提示。その上で「GKと相手が直接競ることはできれば避けたい。GKが安全にプレーできてキャッチできればマイボールになる。味方がブロックしてくれればGKとしてはありがたい。(GKとDFが)お互いに助け合ってやっていきたい」と語った。

 9月の2試合で好プレーを見せたものの、カナダ戦は権田が先発した。「今、この場所にいるだけでワクワクしているし、ひとつ夢がかなって満足している」とも言うシュミットだが、ドイツ戦の先発を諦めているわけではない。「これから戦いが始まるモードに切り替えていきたい。良いテンションをドイツ戦にぶつけられたらいい。僕の役割はシンプル。チームが勝つためにできることをやりたい」と前を向いた。

(取材・文 矢内由美子)
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