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対峙するのはニャブリかホフマンか…長友佑都、イメトレは「1000回以上やっている」

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日本代表DF長友佑都

 頭の中では何度となくドイツ代表との対戦を繰り返してきた。日本代表DF長友佑都(FC東京)はW杯初戦となる23日のドイツ戦に向け、「イメージトレーニングは嫌というほどやっている。ドイツであれば、ホフマンやニャブリとマッチアップしないといけない。1000回は彼らと対戦していると思う」と、燃えたぎる闘志を隠そうとしなかった。

 長友が左サイドバックで先発すれば、MFセルジュ・ニャブリ(バイエルン)あるいはMFヨナス・ホフマン(ボルシアMG)と対峙する可能性が高い。16日のオマーン戦はホフマンがフル出場し、ニャブリはベンチ入りも出番なし。日本戦にどちらが先発してくるかは読みづらい。ドリブルやスピードを武器にし、足元でボールを受けてから勝負することが多いニャブリと、豊富な運動量で上下動を繰り返し、裏への抜け出しも得意とするホフマン。タイプの異なるサイドアタッカーだが、すでに入念に研究し、その対策も頭の中で描けているようだ。

「今まで対戦してきた選手の中で、ナポリにいたカジェホンが一番、裏を取るのが上手いと思ったけど、ホフマンも同じようなタイミングで出てくる。ドイツ代表の中でも一番裏を取るのが上手い」。そう警戒する長友は、ニャブリとマッチアップする場合には「ニャブリは多彩なテクニックでいろんなことができる。幅広いプレーができるけど、ドリブルで来てくれれば楽しみな対戦ができるのかなと。絶対に負けたくない」と、1対1の勝負を受けて立つ決意だ。

 日本代表には普段、ブンデスリーガでプレーする選手が多いこともあり、ドイツ戦を前にしても「ドイツで戦っている選手には自信を持っている選手が多い。“やれるよ”と、まったくビビっていない」という。「そういう選手の自信はチームにも伝染している。それは決して足元を見ていない過信ではない。相手をリスペクトしながら、自信を持ってやれると思っている」。それはドイツ組には限らない。

「海外組が多いので、普段から厳しい試合、チャンピオンズリーグを戦っている選手もいる。比較的、落ち着いているのかなと。僕が初めてのときは自分のことしか考えられなかったというか、余裕がなかったけど、彼らは初めてでも自分のことだけでなく、全体を俯瞰して見れている。そういう選手が多い」。4度目のW杯となる36歳のサイドバックは、そんなチームメイトの姿を頼もしく見ている。

(取材・文 西山紘平)

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