日本代表はオフを挟んで練習を再開し、23日のW杯初戦で対戦するドイツ代表の対策に本格的に乗り出した。MF伊東純也(スタッド・ランス)は19日の非公開練習後、報道陣の取材に応じ、「今日もミーティングをやったし、映像を見たり、初戦に向けて準備が始まっているなと感じる」と表情を引き締めた。

　日本の初戦は4日後だが、カタールW杯自体は20日に開幕する。現地時間19時(日本時間25時)からカタール対エクアドルの開幕戦が行われるが、「明日(20日)はたぶん(練習後で)見られる時間帯。見れる時間はみんなで見ようと話しているし、見ようかなと思う」と、W杯モードは自然と高まっている。

　世界を代表する強豪国との対戦という意味では、6月6日のブラジル戦(●0-1)以来。「(ドイツは)ブラジルと全然スタイルが違うけど、ブラジル戦のときはボールも全然受けられなくて、裏も全然抜けられなかった。そこはチームとして狙いたい」。チームとしていかに伊東を生かせるか。「自分がやることは特には変わらない。映像と照らし合わせてイメージしたい」。あくまで自然体で自身初のW杯に挑む。

(取材・文　西山紘平)

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