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森保監督も認めた9月からの成長…山根視来「迷いなくできている実感もある」

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DF山根視来(川崎F)

 国際親善試合のカナダ戦から一夜明けた18日、報道陣の取材に応じた日本代表森保一監督は、終盤の決定的チャンスをポストに阻まれ、決勝点につながるPKを献上したDF山根視来(川崎F)について次のように語っていた。

「彼の良さは出してくれていた。視来がシュートを打ってポストに当たったシーン、あそこは視来の良さがすごく出ていたし、守備でも世界基準、グローバルスタンダードで戦えるタイトな守備を意識して試合をしてくれていた」

 指揮官の頭にあったのは、9月のドイツ遠征で先発したエクアドル戦からの成長だった。「エクアドル戦は間合いが遠くてズルズルと下がったシーンがあった中で、エクアドル戦よりも間合いが近かった。W杯で戦う基準に彼も合わせてプレーしてくれていた」。

 山根自身も「自分の中で迷いなくできている実感もある」という手応えがあった。だからこそ、PK献上のシーンにはとりわけ悔いが残った。

「最後のところで相手に陣形を崩されたところで3バックの右の位置に入ったけど、最後のプレーで中にいるからこそ、味方の位置もしっかり見ないといけないし、もうひと落ち着きすることができればよかった。PKになってしまうとほぼノーチャンスになってしまう。もし入れ替わってしまったときは味方を信じること、そのために周りを見ておくことが大事かなと思う」

 2021年3月のA代表初招集以降、デビュー戦での初ゴールを皮切りに、2試合に出場したW杯2次予選、不在のDF酒井宏樹(浦和)の穴を見事に埋めたW杯最終予選、世界レベルの相手に挑んだ今年6月・9月の国際親善試合と、一つ一つの経験を糧にしながら代表キャリアを積んできた山根。W杯目前での苦い失敗も、本大会への成長のきっかけとしていくつもりだ。

 最終ラインにはコンディションに不安を抱える選手が複数。山根はいよいよ2日後に迫った本大会初戦に向けて「タフな試合になると思うので、日本全員で戦っていかないといけない。何があるかわからないのでいい準備をしていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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