今季のJ2最終戦となる第42節が23日に一斉開催された。

　J2は前節までに首位アルビレックス新潟のJ1自動昇格および優勝、2位横浜FCの自動昇格、21位FC琉球と22位いわてグルージャ盛岡のJ3自動降格圏内となる21位以下が確定。

　また、J1参入プレーオフも3位ファジアーノ岡山、4位ロアッソ熊本、5位大分トリニータが出場を決めており、最終節の焦点は、ラスト1枠を巡る6位徳島ヴォルティス(勝ち点62、得失点差+16)、7位ベガルタ仙台(勝ち点62、得失点差+8)、8位モンテディオ山形(勝ち点61、得失点差+19)の3チームによる争いだった。

　NDソフトスタジアム山形では、その山形と徳島が直接対決。山形が前半15分にFWディサロ燦シルヴァーノのゴールで先制すると、同20分に徳島のDFエウシーニョが2度目の警告で退場し、数的優位に立つ。後半13分にはディサロが追加点をマーク。さらに同アディショナルタイム4分、途中出場のMFチアゴ・アウベスが自ら獲得したPKを決め、3-0で山形が勝利を収めた。

　一方、仙台はソユースタジアムで12位ブラウブリッツ秋田とのアウェーゲーム。ボール支配率61%対39%、シュート数20本対1本と圧倒しながらゴールを奪えず、スコアレスドローに終わった。この結果、勝ち点64とした山形が6位に浮上。逆転でプレーオフへの切符を手にした。

　他会場では3位岡山、4位熊本、5位大分が揃って敗れ、いずれも2連敗でレギュラーシーズンを終了。逆に山形は2連勝と、勢いをもってプレーオフに臨むことになった。

　プレーオフ1回戦は30日に行われ、岡山が山形と、熊本が大分とそれぞれホームで対戦。2回戦は11月6日、決定戦は同13日に開催される。

以下、今節の試合結果と最終順位表

第42節
10月23日(日)
秋田 0-0 仙台 [ソユスタ]
山形 3-0 徳島 [NDスタ]
水戸 2-1 群馬 [Ksスタ]
大宮 3-3 長崎 [NACK]
東京V 2-0 岡山 [味スタ]
甲府 2-0 岩手 [JITス]
新潟 2-1 町田 [デンカS]
金沢 0-0 栃木 [石川西部]
山口 1-3 千葉 [みらスタ]
熊本 3-4 横浜FC [えがおS]
琉球 1-0 大分 [タピスタ]

【順位表】
1.新潟(84)+38
2.横浜FC(80)+17
-----自動昇格圏内-----
3.岡山(72)+19
4.熊本(67)+10
5.大分(66)+10
6.山形(64)+22
-----PO出場圏内-----
7.仙台(63)+8
8.徳島(62)+13
9.東京V(61)+7
10.千葉(61)+2
11.長崎(56)-4
12.秋田(56)-7
13.水戸(54)+1
14.金沢(52)-13
15.町田(51)+1
16.山口(50)-3
17.栃木(49)-8
18.甲府(48)-7
19.大宮(43)-16
20.群馬(42)-21
-----自動降格圏内-----
21.琉球(37)-24
22.岩手(34)-45

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