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鳥栖のJ1開幕戦は昨季未勝利の湘南…戦力補強&育成の“選手層”に川井監督「いい準備もできている」

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鳥栖は開幕戦で湘南と対戦する

 昨季の対戦は1敗1分に終わった。サガン鳥栖は今季の開幕節で湘南ベルマーレと対戦。14日のJリーグキックオフカンファレンスに出席した川井健太監督は、2年目のシーズンに向けて「昨シーズンは湘南さんに一度も勝てなかった。しっかりといい準備をして勝ちたい」と雪辱を誓った。

 リーグ戦は11位で終えたものの、湘南には嫌な思い出が残る。「われわれも運動量では特長があるが、それでも上回ることができなかった。曖昧な表現なんですけど、何度も何度も走って追いついてくる」。最後まで粘り続けるメンタリティを称えつつ「今シーズンはそこをなんとか打開していきたい。運動量、走力では上回らないといけない」と持ち味を発揮し、開幕戦の勝利を狙う。

「いいスタートを切りたい。いい準備もできている」と自信を語る。昨季からの変化は「選手層」だという。得点源だったFW垣田裕暉(→鹿島)やFW宮代大聖(→川崎F)が抜けたが、19歳FW横山歩夢や20歳MF樺山諒乃介が加入し、実績のあるFW富樫敬真も入った。レンタル移籍だったFW岩崎悠人が改めて完全移籍で加入するなど主力の残留もあり、着実に力は上がる。MF楢原慶輝らトップ昇格を果たしたユース出身者も牙を研いでいる。

 指揮官とともに会見に出席した19歳DF中野伸哉も、成長の証を示すプロ3年目へ。「1対1の部分では負けちゃいけない。その部分で勝っていければチームの勝利に貢献できる」と力を込める。24年パリ五輪、そして3年半後のW杯を見据える未来の日本代表候補は「しっかり活躍して今シーズンスタメンで出て、代表に選ばれることを目標に頑張りたい」と意気込んだ。

(取材・文 石川祐介)
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