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前回王者フランスは連覇なるか…エリクセン大復活のデンマーク、GL初突破を狙うチュニジアらが同組:D組

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フランス、デンマーク、チュニジアにプレーオフ勝者が加わるD組

 カタールW杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が1日、カタール・ドーハで行われ、グループDにはフランスデンマークチュニジア、プレーオフを戦うオーストラリアとUAEとペルーの勝者が入った。

 連覇を狙う前回王者フランスが、このグループでも頭ひとつ抜き出た実力を誇っている。

 盤石なセンターラインは健在。攻撃陣はFWアントワーヌ・グリーズマン、FWカリム・ベンゼマ、FWキリアン・ムバッペと世界トップレベルが揃う。中盤はMFポール・ポグバやMFエンゴロ・カンテが並び、守備陣もGKウーゴ・ロリス、DFリュカ・エルナンデス、DFラファエル・バランが立ちはだかる。

 欧州予選は5勝3分で首位通過。しかしこれまで、主要大会ではチームの不和が囁かれることも多い。昨夏のEURO2020では開幕前からチーム内の様子が連日ニュースに挙がっていた。結局グループリーグは突破するも、決勝トーナメント1回戦で格下スイスにPK戦で敗退している。ディディエ・デシャン監督の手腕でチームをまとめ上げ、イタリアとブラジルに続く史上3か国目のW杯連覇を目指す。

 そのフランスを脅かすのはデンマークだ。昨夏のEURO2020では、試合中にMFクリスティアン・エリクセンが心停止となるアクシデントが発生。衝撃的な出来事に大きく揺れたチームだったが、仲間たちが力強く結束。29年ぶりのベスト4進出を果たした。その後エリクセンは病を乗り越え、プレーヤーとして復帰。代表にも復活し、ゴールを挙げるまでの回復を見せた。

 デンマークとフランスは、実は2018年の前回大会でも同グループに所属。グループ最終節の対戦は0-0のスコアレスドローに終わり、首位がフランス、2位がデンマークで突破を決めている。今大会でも同様の顔並びとなるか。

 対抗するのはチュニジア。2大会連続6回目の出場となるが、いまだにグループ突破の経験はない。初戦のデンマーク、第2節のプレーオフ勝者から勝利を狙い、第3節のフランス戦でいかに勝ち点を奪うかが、初の決勝トーナメント進出への鍵となる。

 残る1か国はまだ未定。まずアジア最終予選A組3位UAEとB組3位オーストラリアが対戦するアジア予選プレーオフが6月7日に開催される。その勝者は6月13日または14日の大陸間プレーオフに勝ち進み、ペルーと相まみえる。

第1節
11月22日(火)
デンマーク 22:00 チュニジア [ドーハ/エデュケーション]
フランス 28:00 (UAEorオーストラリアorペルー) [アルワクラ]

第2節
11月26日(土)
チュニジア 19:00 (UAEorオーストラリアorペルー) [アルワクラ]
フランス 25:00 デンマーク [ドーハ/974]

第3節
11月30日(水)
チュニジア 24:00 フランス [ドーハ/エデュケーション]
(UAEorオーストラリアorペルー) 24:00 デンマーク [アルワクラ]

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