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崖っぷちのメキシコ、サウジに勝利も一歩届かず…8大会連続のW杯ベスト16進出を逃す

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メキシコ代表は逆転での突破とはならず

[11.30 カタールW杯グループC第3節 サウジアラビア 1-2 メキシコ ルサイル]

 カタールW杯グループC第3節が11月30日に行われ、4位のメキシコ代表は3位のサウジアラビア代表を2-1で下した。他会場では2位のアルゼンチン代表が首位のポーランド代表に2-0で勝利。この結果、アルゼンチンが首位、ポーランドが2位での決勝トーナメント進出となった。

 サウジアラビアは初戦でアルゼンチンを破る大番狂わせを演じたが、続くポーランド戦を落として首位から3位に転落。最終節は負傷者や出場停止者が重なり、難しい台所事情で7大会ぶりのベスト16入りを目指した。

 対するメキシコは第1戦でポーランドとスコアレスドローに終わり、第2戦のアルゼンチン戦は完封負け。今大会ノーゴールと苦戦が続く中、背水の陣で第3戦に臨んだ。

 得失点差の関係で大量得点での勝利が求められるメキシコは、ボールを握りながらサウジアラビアのハイラインの背後を突いて複数の決定機を作るも、GKモハンメド・アルオワイスが立ちはだかる。サイドを起点とした攻撃でゴールを襲う場面もあったが、相手の体を張った守備により、0-0で前半終了となった。

 それでもメキシコは後半3分に先制する。左CKからキッカーのMFルイス・チャベスが左足でクロスを送ると、ニアのDFセサル・モンテスがコースを変え、最後はFWエンリ・マルティンが左足で蹴り込んだ。

 さらに後半7分、敵陣中央のやや遠い位置のFKから、キッカーを務めるチャベスが左足で直接シュート。鋭く曲がる強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、一気にリードを広げた。

 後半11分にはFWイルビング・ロサノがマルティンとのコンビネーションで中央を崩し、右足でゴール右に流し込む。しかし、マルティンのオフサイドで得点は認められなかった。

 その後も猛攻を見せたメキシコだったが、後半42分にFWウリエル・アントゥナがネットを揺らしたシーンでもオフサイドを取られるなど、グループリーグ突破に必要な3点目が遠い。

 後半アディショナルタイム5分にはサウジアラビアのFWサレム・アルドサリに1点を返され、万事休す。2-1で試合を終えたものの、勝ち点4で並んだポーランドに得失点差で一歩届かず、8大会連続の決勝トーナメント進出を逃した。

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