beacon

[MOM4414]流通経済大柏FW大友悠生(1年)_ 「関東ROOKIE LEAGUE」 Aリーグ残留へ導く3発

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半終了間際、流通経済大柏高FW大友悠生(1年=ドラゴンズ柏出身、中央)がこの日2点目のゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.9 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第9節 流通経済大柏高 4-2 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 FW起用された最終節でリーグ初得点。一気に3得点を挙げ、「関東ROOKIE LEAGUE」Aリーグ残留の立て役者となった。流通経済大柏高(千葉)FW大友悠生(1年=ドラゴンズ柏出身)はこれまでSHが主戦場だったが、最終節を控えたトレーニングでFWへ。「自分、スピードを一応特長としていて、裏抜けをこの一週間意識して練習してきたので、それが活きた試合だったと思います」というように、持ち味を存分に発揮した。

 前半24分、トレーニングしてきた裏抜けから1点目。「(今週は)裏抜けを意識してハーランドの動画を見たりしていた」という成果も発揮した。その後、前半45分と後半37分には流経大柏の特長でもあるクロスから貴重な得点。取り組んできたことを結果に結びつけた。チームはこの日の勝利で入れ替え戦圏内の9位から7位へ浮上。流経大柏を救う大活躍だった。

 大友は、流経大柏の系列組織であるドラゴンズ柏出身。流経大柏のグラウンドで先輩たちのプレーを近くから見てきた。「流経見ていて、行きたいなと思って。周りのレベルが高い方が、自分にとっては成長に繋がるから良い」という理由で流経大柏へ進学。だが、ここまでは高校サッカーの壁に苦戦していた。

 中学時代は低い位置でボールを受けてからのドリブルで打開することができていたというが、高校生はプレスが速く、ボールを受ける回数が減少。自分の特長をなかなか出せずにいた。藻掻いていた中でのFW起用。大友は「FWの方がスピードを活かせると思います」と前向きに挑戦し、今後への自信となる活躍でチームを勝たせた。

 関東ROOKIE LEAGUEを最高の形で終了。「一番の目標はプロになることなので、その過程として選手権で点を取ってチームを勝たせるような選手になりたい」と語る大友が、成長とアピールを続けて選手権でゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP