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脅威の7km超えも登場…ロシアW杯GK走行距離ランキング

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3試合を通じて最も走行距離が長かったGKジョーダン・ピックフォードと最も短かったDFダビド・デ・ヘア

 国際サッカー連盟(FIFA)はロシアW杯の公式ページで、さまざまなトラッキングデータを公表している。ゲキサカでは今回、ゴールキーパーの走行距離を調べてみた。

 全試合の公式記録を見ると、大半のGKが3km中盤~4km前半におさまっており、2km台と5km台は珍しい。その中で目を引くのがイングランド代表GKジョーダン・ピックフォード。グループリーグ3試合で全て5km超えを達成しており、これは全出場GK中唯一の数値だ。

 さらに決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦にいたっては、90分間で引き分けがつかず120分間プレー。7.468kmという驚異的な数字を叩き出している。なお、この距離を走り抜いた後にPK戦でゴールを守り、1本をストップして母国史上初めてW杯でPK戦に勝利したGKとなった。

 これを追うのがアイスランド代表GKハンネス・ハルドールソンだ。第2戦のナイジェリア戦では5.697kmを走り抜き、90分間では全GK中トップに立った。続くのは言わずと知れたドイツ代表GKマヌエル・ノイアー。敗れた韓国戦では5.688kmを走っている。

 一方で、グループリーグ3試合連続で2km台だった唯一のGKがスペイン代表GKダビド・デ・ヘア。120分間プレーした決勝トーナメント1回戦でも3.498kmにとどまっており、90分間だとしても多い数値ではない。なお、1試合あたり最も少なかったのはサウジアラビア代表GKヤセル・アル・モサイレム。グループリーグ第3節のみフル出場した。

 なお、日本代表GK川島永嗣はグループリーグ第1節から決勝トーナメント1回戦にかけて、3.139km、3.581km、3.442km、3.783kmといった結果に。全選手の平均値からみると、やや少ないくらいの数値だった。もっとも、長く走れば良いというものではなく、チーム全体のプレーモデルに影響される要素も大きそうだ。

90分試合の走行距離5傑と“逆3傑”は以下のとおり

①ハンネス・ハルドールソン(アイスランド)
GL第2節ナイジェリア戦 5.697km
マヌエル・ノイアー(ドイツ)
GL第3節韓国戦 5.688km
ジョーダン・ピックフォード(イングランド)
GL第1節パナマ戦 5.411km
ウラジミール・ストイコビッチ(セルビア)
GL第3節ブラジル戦 5.327km
アリソン(ブラジル)
GL第3節セルビア戦 5.127km
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ダビド・デ・ヘア(スペイン)
GL第1節ポルトガル戦 2.636km
ダビド・オスピナ(コロンビア)
GL第1節日本戦2.594km
①ヤセル・アル・モサイレム(サウジアラビア)
GL第3節エジプト戦2.507km

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