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日本、GL突破ならず…中島先制弾もエクアドルとドローで終戦

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2試合ぶりに先発したMF久保建英

[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 コパ・アメリカに出場している日本代表は24日、グループリーグ第3節でエクアドル代表と対戦。前半15分にMF中島翔哉(アルドゥハイル)の得点で日本が先制するが、同35分にエクアドルに同点に追い付かれて1-1のドロー決着。勝ち点1を分け合う結果となり、ともにグループリーグ敗退が決まった。

 東京五輪世代が中心となる日本代表は20日のウルグアイ戦(△2-2)から先発1人を入れ替え、この一戦に臨んだ。システムは継続して4-2-3-1を採用し、GKに川島永嗣(ストラスブール)、最終ラインは右からDF岩田智輝(大分)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)、DF冨安健洋(シントトロイデン)、DF杉岡大暉(湘南)、ボランチにMF柴崎岳(ヘタフェ)とMF板倉滉(フローニンゲン)を並べ、2列目は右からMF三好康児(横浜FM)、MF久保建英(FC東京→レアル・マドリー)、MF中島翔哉(アルドゥハイル)、1トップにFW岡崎慎司(レスター・シティ)を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 ともに勝利すればグループリーグ突破、引き分け以下に終わればグループリーグ敗退という状況で迎えたGL最終戦。立ち上がりはエクアドルにボールを保持される時間帯が続いたが、前半9分に柴崎のパスを受けた三好がPA外から狙って日本のファーストシュート。すると同15分、中島のスルーパスから抜け出した岡崎はフィニッシュまで持ち込めなかったが、こぼれ球を中島が蹴り込んでネットを揺らす。一度は岡崎がオフサイドと判断されてゴールが認められなかったものの、VARが介入してゴールが認められ、日本が先制に成功した。

 しかし、ここからエクアドルの時間帯が続く。前半23分には川島のパスミスから危機を招くが、FWアンヘル・メナの折り返しから放ったFWエネル・バレンシアの至近距離からのシュートを川島自らがストップ。同26分には相手に高い位置からプレッシャーを掛けられ、冨安のバックパスを奪われてしまうが、ここは川島が防いでフィニッシュまで持ち込ませない。しかし同35分、右サイドからクロスを送られると、DFアルトゥーロ・ミナの落としに反応したDFロベルト・アルボレダがボレーシュート。これは川島が弾き出したが、こぼれ球をFWアンヘル・メナに押し込まれて同点に追い付かれてしまう。

 試合を振り出しに戻された日本は前半37分、PA内でボールを受けた久保が左足の強烈なシュートで狙うがGKアレクサンデル・ドミンゲスに弾き出され、同40分には久保のパスから中央を抜け出した中島が相手GKの動きを見極めてループシュートを放つが枠上に外れてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、同2分にはエクアドルにゴールに迫られるがDFペドロ・パブロ・ベラスコのシュートを板倉がブロック。その後はエクアドルに主導権を握られる時間帯が続き、特に相手の右サイドからの攻撃に手を焼くものの、体を張った粘り強い守備で勝ち越しゴールを許さない。

 なかなか攻撃の形を作れない日本は後半21分、岡崎に代えてFW上田綺世(法政大)を投入。同23分には久保のパスをPA内で受けた上田が狙うも、シュートは相手選手にブロックされる。同37分には三好に代えてMF安部裕葵(鹿島)をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。同41分にはPA内で受けた中島が左足で狙うもドミンゲスの守備範囲に飛んでしまう。

 さらに後半43分には板倉に代えてFW前田大然(松本)を投入して、柴崎をアンカーに置いた4-1-3-2にシステムを変更。同45分には日本に決定機が生まれるが、久保のパスからPA内に侵入した前田のシュートは相手GKに阻まれ、こぼれ球に反応した上田のシュートは大きく枠を外れた。その後も両チームともに勝ち越しゴールを狙ったが、最後までスコアは動かずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)

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